先月末 (5/26)、青山学院大学青山キャンパスで開催された毎年恒例のイベント「Scratch Day in Tokyo」に参加してきたので、ここではその記録を書くことにする。去年の Scratch Day は受験のため参加できなかったので、2年ぶりの参加になる。
2024年版の公式サイトはこちら。
ちなみに、東大で開催されたイベント「ScratchDay 2024 in UTokyo」の記事はこちら。
より大規模になったイベント
会場は恒例の「青学つくまなラボ」...だけではなく、今年はなんと2階も。かなり大規模なイベントになっているようだ。
開催時刻である 13:00 、アベ先生によるオープニングセレモニーが行われた。
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Scratch は今年で17歳。ということはボカロの鏡音リン・レンと同い年ということか。自分と2歳差しかないのが結構驚き。
教室はほぼ満員で、 UTokyo のときよりも若干年齢層は上がっているものの、それでも小中学生の割合がかなり大きい。あちこちで大エンカ祭になっていた。私も UTokyo 以来再び Poteto143 さんに会うことができた。
オープニングが終わると、各企画がスタート。数多くの企画が行われていたが、時間の関係上、私は「ゆる Scratchers ミートアップ」と「Show & Tell B 第2部」に参加した。
ゆる Scratchers ミートアップ
この企画は、事前申し込みが必要な Show & Tell とは違って、その場で飛び込み参加可能な作品紹介の場である。決してガチガチの作品ではなくて、「ほっこり」「ゆるい」作品を愛でる会である。私は今回 Show & Tell 用の作品は用意してこなかったので、代わりにこの場で過去に作った作品を紹介することにした。
その名も、「エヴァンゲリオン 活動限界タイマー 再現」である。これは、2021年に公開された「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」を観てきた後に、エヴァロスに打ちひしがれながら作った作品であり、作中でしばしば描かれるエヴァンゲリオンの活動限界タイマーを Scratch 上で再現してみたものだ (端的に言うとただのタイマー) 。私が公開している Scratch のプロジェクトの中では、なぜか最も人気のある作品である。
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私が発表した後、直前に合流した daikonnbatake さん、 su2014080902 (DIST_GRIMREAPER) も続けて発表。2人とも作品のレベルが高すぎて、ぜんぜん「ゆるく」なくなってしまった。
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さらに、rinyanya さんや FruitGyu-new さんも発表。
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あれ???この流れどこかで見た覚えが....
そう、2年前の Scratch Day 2022 in Aoyama の Show & Tell の発表のときと同じ流れである。
完全に内輪ノリで楽しんでしまったが、 あのときの雰囲気が2年越しに味わえるとはまさか思わなかったので、非常にいい思い出となった。
この企画で紹介された作品の一覧は、 Scratch 上のこのスタジオにまとまっている。
Show & Tell
続いては Scratch Day のメインコンテンツである Show & Tell 。他の企画と並行で開催されていたので、私が参加したのは第二部のBの部屋である。
こちらで発表された作品はこちらのスタジオにまとまっている。
この回は Scratch のベテランの方が多く登壇された回だったが、その中で私が最も印象深かったのは、 nakakouTV さんの 「k-d tree 3D Engine」だ。
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大量の直方体オブジェクトを高速に3Dで描画することを可能にしたプロジェクトだ。 FPS は Scratch 上で 10~20FPS 、 TurboWarp という動作を高速化させた mod 上では 30FPS が安定して出る。
実装には kd-tree という方法が使われているらしいが、そもそも私が Scratch での3D描画に詳しくないので、「三角形をうまい具合に直方体の面に貼り付けている」という理解をするにとどまった。
これを応用した3Dゲームのデモも紹介された。配色とステージの構造から、私が 3DS でハマっていた「スーパーマリオ3Dランド」が連想されたのだが、これは当たっているんだろうか...
先ほどの daikonnbatake さんの作品もそうだが、 普段 Unity や Unreal Engine などで簡単に描画している3Dグラフィックを「フルスクラッチ」で Scratch 上で作ってしまうの技術力は本当にすごいと思う。こういうのを見ると、自分の創作意欲もかき立てられるものだ。
参加してみた感想
2年ぶりの Scratch Day だったが、正直ここまで大規模なイベントになっているとは思わなかった。やはりリアルで様々な作品を目にするとかなり刺激になり、久々に Scratch を触りたくなってしまった。
会場内に設置されていた寄せ書きコーナーの様子 ↓
(写真をアップロードできなかったので、 Scratch のフォーラムに掲載された画像へのリンクを貼っておきます。)
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ということで今回は、 Scratch Day 2024 in Tokyo への参加記録を書いた。来年はちゃんとしたプロジェクトを作って Show & Tell で発表したいな、と思っている。
それではまた。